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現役医療事務講師が医療事務について書いていきます。子育て妊婦の話題もあるかもです。

医療事務、取得すべき資格。

 

 

 

医療事務の資格って、実はとても種類が多いのです。似たような名前でも、協会名が違ったり、級があったり。多すぎて、結局どれを受ければいいの?となってしまいますよね。

 

そこでまず、目指すべき資格を厳選したいと思います。必要な検定だけ受ければいいんです。なぜかというと・・・医療事務の検定の内容はほとんど似ているので、いくつも受ける必要はないのです。

 

 

まず1つめ。

 

技能認定振興協会の「医療事務管理(医科)」です。知名度もそこそこですし、多くの学校で受験させています。ユーキャンでとれるのも、この資格です。

 

◎合格率/50~60%

◎内容/実技(外来、入院1枚ずつ、点検)

    学科(医療保険の知識など)マークシート式10問

◎時間/実技3時間、学科1時間

◎日程/奇数月の第4土曜(年に6回あります)

◎合格ライン/実技(各50%以上で外来・入院・点検の合計平均が70%以上)

       学科(70点以上)

 

 

2つ目。

 

日本医療保険事務協会の「診療報酬請求事務能力認定試験」です。数ある医療事務資格の中で最難関と言われています。現役の医療事務員さんでも不合格となってしまうことがあります。

 

◎合格率/30%前後

◎内容/実技(外来、入院1枚ずつ)

    学科(医療保険の知識など)5択20問

◎時間/実技学科合わせて3時間

◎日程/7月と12月の年2回

◎合格ライン/実技(75点以上)

       学科(60点以上)

※合格ラインは問題により変動あり

 

医療事務を目指すなら、診療報酬は絶対に合格したい試験です。しかし、合格率が30%前後ということで、かなり難しいです。ですから、医療事務の勉強を始めて一発目に診療報酬を受けることはやめてください。絶対に挫折します。

 

まずは医療事務管理士を受験し、次に診療報酬を受けるというようにステップアップしてください。

 

ちなみに、通学で勉強しても診療報酬の合格率はクラスで70%程です。医療事務管理士は100%合格しますから安心してください。基礎学力の問題ではありません。

 

上に書いた医療事務の資格は試験の際にテキスト等の持ち込みが可能となっていますので、いかに自分のテキストを見やすく探しやすくするかがポイントです。何回も言いますが、基礎学力は気にしないでください。

 

大事なのは「やる気」と「あきらめない気持ち」。

 

コツさえつかめば、おもしろいほどスラスラ解けます。

 

受ける資格が定まったら、いざ勉強開始です!!

 

用意するものは電卓とマーカーペンとシャーペン、消しゴム、ノートです。問題を解き始める前に医療保険等について学びましょう。

 

どうしても買わなきゃいけないテキストもありますが、それはまた紹介します。

 

次回は医療保険から入っていきます☆